特集：第20回

セキュリティー対策

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インテリアで出来る防犯対策への工夫

誰にとっても安心の拠り所であり、安らぎの場である「我が家」、空き巣等の被害に遭うと大切な財産を失ってしまうとともに、「自宅に侵入された」という事に大きな精神的ショックを受けることになります。

侵入窃盗は平成１４年のピーク時よりは半減していますが、警察庁統計資料によると平成２５年の侵入窃盗認知件数は10万7,464件で、約5分に1件侵入窃盗事件が起きている事になります。

防犯対策に絶対というものはありませんが、実際に起きた事件の傾向やインテリア商品の特性を知る事で防犯にも考慮したインテリア計画を立てることが出来るのでは、と考え防犯に効果があると考えられるインテリア商品を特集させていただきました。

防犯対策のチェックポイント！

①泥棒は必ず下見をしている。

プロの泥棒が一番大切にしているのは、絶対に捕まらない、という「安全性」です。

その為にしっかり下見をし、現場調査を行うケースが多いそうです。

裏を返せば泥棒が「防犯に気を使っている」・「地域住民の連帯感がある」・「留守かどうか等の情報が解らない」と感じた場合にはその家はターゲットから外れる可能性が高くなると言えます。

番犬はやはり効果大！

ゴミの日が守られていない地域では侵入者に安心感を与えるそうです。

・・泥棒が諦める時のポイント・・

補助錠や面格子などで侵入に時間がかかるとき。
犬がいて吠えられそう。
通行人や立ち話をしている人が多い。
庭木や塀など死角を作る物がない。
警備システムがある。
足場がなく上階からの侵入が難しい。
留守確認が出来ない。

　（カギ付き郵便受け⇒電話番号、家族構成などの情報が得られない・室内の様子が外から見えない工夫等）　

※但し不在確認はインターホンで呼んでみる45％、動きを見張る20％、電話をかける、カーテンの閉まり具合、郵便物の溜まり具合、ガラスに石を投げるが各5.7％となっています。

②狙われる建物

侵入窃盗で一番多いのは「空き巣」（不在の住宅に侵入して金品を盗む）で全体の41％、次が「出店荒し」（閉店中の店舗に侵入し、金品を盗む）で19.3％、その次が事務所荒し6.38％　「忍び込み」（夜間家人の就寝時に侵入して窃盗）8.8％「居空き」（家人が在宅し、食事や昼寝などをしているすきに窃盗）3.6％で住宅を対象としているものが全体の56％となっています。住宅の内訳では一戸建て住宅46％、その他38％、中高層住宅16％となっています。

物干しを外から見えないタイプにするのも効果あり、夜間に洗濯物が干しっぱなしの家はカギ等もかかっていないのでは、と思うそうです。

・・マーキングについて・・

表札や水道メーター、電気メーター等にマークや数字、文字等が書かれたりシールが貼られていたりすることがあります。これは訪問販売業者等が家族構成や行動パターン、過去の販売の成否などを把握するために行うもので、マークの意味は仲間同士や本人しか解りません。犯罪に使われるケースもありますし、マーキングがいつまでも残っているとそれだけで無防備な家と判断されますので、見つけたらすぐに消しましょう。

④ＣＰマークについて

CPマークとは、防犯性能の高い建物部品につけられるマークのことです。CPとは、「CrimePrevention」の頭文字で、防犯を意味します。CPマークは、警察庁・国土交通省・経済産業省と民間関係団体で構成される「官民合同会議」が行う試験にパスし、住宅などの侵入に5分以上耐えられると評価された防犯性能の高い建物部品に与えられます。

（財）都市防犯研究センターの資料によると、侵入に手間取り、侵入をあきらめる時間について「２分」と答えた元泥棒が約17％、「２分を超えて５分以内」と答えた元

泥棒は約51％となっています。つまり、泥棒の攻撃に対し建物部品が「５分」耐えることができれば、約７割の泥棒が侵入をあきらめるということなのです。

対策：ドアと錠

防犯ガラス・サッシュ

防犯フィルム・雨戸

シャッター・面格子

など