夏を迎え、お客様に訪問させていただいた際、今年入社の新人の方と名刺交換させていただく機会が多くなってきました。今回より、そんなインテリア業界のフレッシャーズの方への応援企画として『これだけは知っておきたい業界豆知識』の連載を初めさせていただきます。当たり前の内容が多くなりますが、自分でももう一度確認するつもりで連載していきますのでご一読ください。

防火認定と防炎認定ってどう違うんでしょうか?

 ●防火認定とは

建築材料の防火性能に対する認定で、不燃、準不燃、難燃の性能区分があります。建築基準法の内装制限で建物の規模や用途、材料の使用部位などにより使用出来る材料の防火性能が定められています。内装制限に関しては壁紙の価格表に詳しく掲載されています。性能区分は防火性能が高い順に、不燃、準不燃、難燃となっています。

 
●防炎とは

『炎が当たると燃えるが炎を取り去ると自己消火性により火が消えそれ以上燃え広がらない』という性能を言います。消防法の防炎規制では不特定多数の人が出入りする施設・建築物や高層建築物、地下街等の防炎防火対象物で使用されるカーテンやじゅうたん等は防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務づけられており、それらには「防炎」の表示をつけることになっています。
  1. HOME
  2. ニップライブラリー
  3. 防火認定と防炎認定